北海道・東北支部 第6回学術集会

会長挨拶

北海道・東北支部第6回学術集会 会長挨拶

会長:北海道大学大学院医学研究科 麻酔・周術期医学  森本裕二

平成28年9月3日(土)に、第6回北海道・東北支部学術集会を、北海道大学学術交流会館で開催致します。会場は北海道大学正門のすぐそばにあり、JR札幌駅からも徒歩10分程度で着きます。

本年度から、日本麻酔科学会の専門研修制度が大きく変わりましたが、2017年度からはいよいよ日本専門医機構による専門医制度が始まります。医学教育も診療参加型実習の推進など、大きく変貌しつつあります。そういう状況を鑑み、また当支部では、学術的テーマが続いておりましたので、今回のテーマは「次世代の若手を育てる」と教育に焦点を当ててみました。

特別講演とし、日本体育大学 氷上スポーツ研究室 青柳徹准教授 にお願いしました。青柳先生は、釧路出身で、日本スピードスケート中・長距離界のエースとして4回オリンピックに出場、入賞もされた方です。引退後、筑波大学でコーチング論を学ばれ、現在は大学のみならずJOCなどで人材育成に努められておられます。もう一つの特別講演は、日本の医学教育の第一人者でいらっしゃる、北海道大学医学研究科 環境健康科学教育センターの大滝純司教授にお願いしております。これから医学教育はどういう方向に向かうのかなどのホットなお話が伺えるかと思います。

発表はできるだけ口演形式で行い、まだ発表経験の少ない若手などの登竜門にもしたいと思います。麻酔を専攻したばかりの研修医、まだ迷っている初期研修医の先生方にもどんどん応募していただき、若手セッションなども設けたいと考えております。一方、従来通り、優秀な演題を集めたセッションも設け、その中から最優秀演題を決定したいと思います。最後に専門医共通講習として、北海道大学病院 感染制御部長 石黒信久先生にお話をいただく予定です。

9月上旬は、本州ではまだ残暑厳しい毎日ですが、北海道では秋の気配が感じられる季節です。是非、多くの皆様のご参加と、活発なご討論を期待しております。